タクシーに乗るならこの2社で決まり
ベトナムのタクシーは、市内なら5 万VND (約250円)あれば大抵のとこ ろは移動でき、ちょっとした移動に大 変便利です0電車が発達していない ため、現地の人も日常的に利用してい ます0旅行者は、ぼったくりの被害が 心配かと思いますが、大手タクシー会 社、マイリンタクシー(MAILINH)と ヴィナサンタクシー(VINASUN)な ら、比較的安心して利用できます。ベ トナム全土で展開するマイリンタク シーは緑の車体が目印、ホーチミンで よく見かけるヴィナサンタクシーは白い車体に赤と緑のラインが目 印です。ロゴや色が微妙に違う偽物も多いので、よく確認しましょう。
タクシーの捕まえ方
ベトナムでタクシーを捕まえる方法は、 3通りの方法があります。
- 流しのタクシーを捕まえる
- ホテルやお店のスタッフ、配車スタッフに呼んでもらう
- 配車アプリ「Grab」を使う(後述)ばホアンキエム湖周辺など、主要観光エリアであれば、簡単に流し のタクシーを捕まえることができます。おすすめタクシーのマイリ ンタクシー、ヴィンサンタクシーもたくさん走っています。
誰かに呼んでもらうなら、ホテルのフロントやお店のスタッフに 電話で乎んでもらうほか、大きなショッピングセンターやホテルの 入口には、タクシー会社の配車スタッフが立っているので配車を頼 むことができます。マイリンタクシーは緑色のシャツ、ヴイナサンタクシーは白か緑のシャツに緑色のベストを着ています。配車アプリ「Grab」を使いこなそう
「Grab」(https://www.grab.com/vn/en/)は、登録されている夕 クシーやバイクタクシーを手配できるアプリです。ぼったくりの被害に遭いにくく、安心して利用できるとして現地のベトナム人にも 使用されています。東南アジアの8力国で展開しており、ベトナム でもホーチミンやハノイ、ダナンなど36の主要都市で使えます。対応言語は英語とベトナム語のみですが操作は難しくありません。 乗車地と目的地をアプリの地図上で設定し検索すると、近くにいる 手配可能な車が表示されるので、車種とドライバーを選択。料金が 表示され、その金額で0Kなら予約ボタンを押します。支払いは乗車 時に現金払いか、もしくは事前にクレジットカード払いが選べます。 カード払いは運転手とその場でお金のやり取りをしなくて済むので ぼったくりの心配もなく、安全です。
べトナムの運転手は英語を話せない人も多いのですが、このアプ リは、直接ベトナム語で会話をする必要がないのも魅力。また、予 約前にドライバーの評価も見られるので安心です。タクシーのメーターは1000VND単位Vietnam お釣りは返ってこない?
タクシーの料金システム、メーターの見方
タクシーに乗ったら、ぼったくり防止のた め、まずメーターがちゃんと動いているかどうか確認しましょう0タクシー会社や車種によって差はありますが、 初乗り料金はだいたい1万VND (約50円)です。そこから1キロに つき、1万5,000VND (約75円)程度が加算されていきます0 注意したいのは、タクシーメーターの見方。表示されている数字 は1,000VND単位になっています。例えば、メーターに「35.0」と 表示されていたら、この金額に1,000をかけた3万5,000VND (約175 円)が運賃ということになります。
タクシーの支払い方法チップは気持ちでマイリンタクシーとヴイナサンタクシーなら、クレジット払いが 可能です。それ以外のタクシーでは現金払いが基本になりますので、 お釣りをごまかされないためにも、少額の紙幣を準備しておきまし ょう。また、チップは基本必要ありませんが、お釣りが1万VND以 下の端数になった場合、お釣りが戻ってこないことが普通です〇 50 円以下の少額ですから、ぼったくられた!と怒らずに文化として受 け止めましょう。1万VNDを超えるお釣りであっても、もともと物 価の安いベトナムですから気持ち程度にお釣り分をチップとして渡 す人も多いです。
ラッシュアワーは要注意
ベトナム人は通勤も通学もバイクが基本。ラッシュアワー(6:00 〜9:00、16:30〜19:00)は道路が大変混み合います。そのため、道 路によっては決められた時間帯にタクシーの通行が規制されている ところも。2020年1月時点では、ハノイのカムティエン通り、ザン ボー通りでラッシュアワーの時間が、フーズアン通りでは24時間夕 クシーは通行止めになっています。
地方では定番、バイクタクシー
ベトナムのあちこちで見かけるバイクタ クシー。バイクの後部座席に乗客を乗せる タクシーで、運賃は交渉制です。ベトナム語では「セーオム」と呼 び、現地の人々が気軽に使う足として重宝されています。地方では タクシーはなかなか見つからず、バイクタクシーしか捕まらないこ とも多いです。ただし、営業には特に申請が必要なく、悪質なドラ イバーも多いので注意が必要です。使用する際は、配車サービス 「Grab」(コツ7参照)の利用がおすすめ。事前にWEB上で支払いも 済ませれば、トラブルに遭いにくいです。